ボディコンタクトのトレーニング!攻守の両方鍛えられる押し相撲とは?
ボディコンタクトのトレーニングをやっていますか?
ハンドボールは、投げる・走る・跳ぶという運動要素に加えて、ぶつかるというボディコンタクト(身体接触)も許されている室内競技の格闘技とも言われるハードなスポーツです。
特にポストプレーヤーというポジションは、普段から相手ディフェンダーの間にポジショニングするので、体をぶっけ合うことが多いものです。
そのため、スピードも大事ですが、それよりもコンタクトプレーに負けない強いフィジカルが求められます。
また、ポストプレーヤーはスクリーンプレーや走り込んで味方にフリースペースを作りだす以外にも、ディフェンダーとしても活躍しないといけません。
そこで、ハンドボールの特徴であるボディコンタクトを鍛えるためのトレーニングの一つとして押し相撲を取り入れるのもいいかもしれません。
ハンドボールはチームプレーは重要ですが、やはり1対1で負けていては分が悪くなります。
そんなボディコンタクトのトレーニングとして押し相撲のやり方は、7mラインと同じ幅、3mくらいにコーンを両サイドに置き、攻めてくる相手をコーンに入れないように押し出すようにします。
その際の守備側のポイントは、下がっていたら間が広くなるのでほとんどの場合抜かれてしまうので、前に出て体幹を固めて足で押し出すようにするのがコツです。
攻める方はポストプレーヤーのピポットプレーでもあるように、ただ真っ直ぐに入っても後ろに下がれないので、押し出されてしまいます。
なので、攻撃側は体を低くして相手の裏側をとるような感じでねじ込むように入るようにします。
それを守備側は、押し出すようにするわけです。
このように押し相撲を1対1で行えば、守備・攻撃側ともにコンタクトを鍛えることができます。
このボディコンタクトのトレーニングで一番大切なのは、やはり気持ちです。
ハンドボールは、体のぶっかり合いが認められており、体重や身長制限は全くありません。
いったんコートの入れば、何の制限もなく戦わなければなりません。
いわば無差別級とも言え、体が小さいからと言って相手は手加減をしてくれません。
よって、体のぶっけ合いを怖がっていると、ハンドボールで試合に勝利することはできません。
体が小さいなら当たりを強くして、チームのディフェンスに貢献できるような選手を目指すべきです。
いずれにしてもコンタクトを怖がらないように、ポストプレーヤーはもちろん、他のポジションの選手も普段から相手との接触に慣れておくためにも押し相撲などのコンタクトトレーニングを積極的に取り組むと良いでしょう。