321デイフェンスの守り方
321デイフェンスでの守り方が上手く出来ていますか?
小柄なチームが6-0ディフェンスをやると上から打ちこまれてしまったりされやすいですが、321デイフェンスなら、脚力で勝負することが出来ます。
トップのディフェンダーは、相手のパス回しに対して豊富な運動量で圧力をかけ、両45度のDFは、相手のエースに対して体を張って守ります。
バックプレーヤーに対しては、ボールをもらってからの動きだけにするようにして、ロングを封じるようにすると良いかと思います。
フルバック(センターバック)はポストと全体を見ながら広いスペースを消すように指示を出していきます。
ですので、このデイフェンスで一番大切なポジションは、センターバックです。
また、この321デイフェンスは自分のマークだけ守っていても守り切ることが出来ません。
というのも、相手のボールを持っていない選手がどんどん切り込んでくるからです。
それに対して、センターバックは後ろからメンバーに声を出してあげることが必要になります。
例えば、ポストプレーヤーが右にいるか、左にいるかということは、前に出ている選手には見えませんから、そのことをまず伝えなければいけません。
バックプレーヤーがトランジッションしてきたら、センターバックは常に左右にいるオフェンス2人を見ておく必要があります。
要は一人一人の選手が2人のオフェンスを見ておくということです。
その際には基本的なことですが、ディフェンスの選手はしっかり手を上げておきましょう。
いわゆるハンズアップです。スピードボールがくるとどうしてもカットが出来ないですし、ボールに向かって手をあげることでプレッシャーにもなります。
そして、ディフェンスでは相手を角度のないサイドに追いやるのが基本で、トップの三角形の頂点から相手を両サイドに流すように追いやります。
この321デイフェンスシステムは、6-0ディフェンスよりもスペースが広いのでサイドとポストからシュートが打たれやすいですが、打たれるにしても、出来るだけ角度のないほうへ持っていくようにしたいですね。
また、ずっとパスを回されていると、空きができてしまうので、どこかで潰さなければいけません。
その為には、ある程度の読みが必要でしょう。
シュートを狙っていない選手なら、ドリブルがパスのどちらかになります。
ノーマークを作っていてもそこにパスを出させない、しっかり先読みをして潰す、ボールを止めてしまうということが重要になってくるかと思います。
ハンドボール・ポストプレーヤー育成プログラムの詳細を見てみる